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深谷泰先生の個展にて力をもらう。

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赤レンガの展示が終わってから約一カ月もの間、実は土に触ることができずにいた。
赤レンガの展示ではっきりと「自分が好きなもの」と「一般的にお客様に求められるもの」と「自分の理想像、こうありたい」は
すべてバラバラに違う方を向いていることに気がつき、
作品造りをどう進めたらよいのか全くわからなくなってしまった。
赤レンガの作品造りをしながら、赤レンガ終わったら次はこんな感じでいこう!なんてワクワクが止まらなかったくせに、そのとき思い描いた「こんな感じ」も薄ぼんやりと、もう遠く霞んで手が届かない感じになってしまっていた。

そんな時に届いた深谷泰先生の個展の案内状。
おこがましいけれど私の「こうなりたい」は、この先生。

朝一番に行ってみた。
深谷先生、いつも個展の時はビシッとスーツでキメてるのに今日はラフな格好。珍しいと思ったら、
「ちょっと着替えてくるから待ってて」と言って暫く帰ってこない。
会場の器たちをひととおり見惚れ通したころ、しゃんと和装に身を包んで現れた。
みたことなかった、こんなかっこいい姿(笑)
こういう感じいいな。わたしもいつか個展ひらく機会があったら和装したい。
今回の個展は「喫茶の愉しみ」というテーマ。
「好きなカップを選んでおいで」って言ってくれて、先生のお気に入りの豆を目の前で挽いてくれてコーヒーを淹れてくれた。
豆を挽く機械もレトロな感じで、先生の丁寧な暮らしぶりが想像できた。素敵な時間。
「こうなりたい」という憧れはそのままに。
ときどき深谷イズムをスパイスとして自分の作品にも散りばめられたら理想~。
だけどわたしの作品はそこには遠く及ばず、そして違う方向を向いてると、明らかに、明らかに今日そう思えた。
だけど、「それでいいんじゃないかな」って、
そんなことを思った。
やっとそう思えた。
とりあえず、帰ったら土に触ってみよう!って強く思った。
誰かの為じゃなくて、誰かの好きそうなものじゃなくて、
まずは自分が使いたいものを造ってみよう。
って、思ったら、
やっぱり自分が好きな感じの器が想像できた。
わたしはこの感じでいいのかもしれない。
憧れに近づく為に変わることも大事かもしれないけれど、
自分の世界も確立してないうちにそんなこと考えるからフラフラしてたんだ。
自分の世界観を、とか堅苦しいことじゃなくて、
まずは自分のうつわ、造ってみようって、思った。
そう、複雑なことを考えあぐねての一丁前のスランプから、
単純に原点回帰でポチッとスイッチ入れなおせました。
これからまた楽しく作陶できそう。
年内にもう1回、窯を焚こう!って思ったらまたワクワクしてきたー。
あぁ、やっとまたこの気持ちに帰ってこれました。
深谷泰先生ありがとう。
今日はそんな感謝の気持ちだったり、憧れの再確認だったり、モチベーション上げる起爆剤だったり、いろんな意味で、
深谷泰先生のうつわを連れて帰ってきた。
いつもは1番気に入ったものを一個だけにしようと思っているんだけど、
あー、これもそれも捨てがたいって迷って、3つも連れて帰ってきてしまった。
先生の作品は先生らしさがいっぱい詰まっているけれど、
いつも同じではなくて少しずつ変化してるんだなって今日気付いた。
今日みた器たちはいつもと釉薬が違っていた。
あんな巨匠でさえ現状で胡座をかかずに日々進化しているんだなぁ。
これは写真では気付けなかったこと。
実は今日の会場も遠くて、行くかどうしようか迷ったけど、
行ってよかった!
先生のうつわが増えてゆく。
嬉しいー。

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