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宝物備忘録

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陶芸学校時代はわりと自由だったと記憶しています。
先生に懇切丁寧に教えてもらえるというものではなく、
どちらかと言えば、生徒の好きなことを気がすむまでやらせてもらえた、
悪く言えば(まぁ良い意味で)放っとかれっぱなしだったなぁ、なんて思っていました。
なぜだかそんな記憶です。

10月になり、卒業してもう2年も経つんだなぁなんて考えていました。
「もう2年」なのか。「まだ2年」なのか。
あっという間の2年だった気もするし
卒業したのがもう遥か昔の事のような気もする。

自宅工房2年目の今年は、できるだけ色々なことに挑戦してみようと決め、
色々なイベントに参加させていただき、
色々な公募展などにも挑戦し、
最近やっと自分のカタチが見えてきたような気がします。
あれこれ悩んでばかりの時期や、作陶が苦しかった時期を過ぎ、
ようやくまた楽しみながら自分の作品が生み出せるようになってきたかなと、このあいだ窯を焚きながらそんなことを思っていました。

11月から日本橋の素敵な雑貨屋さん「MONOTIAM」さんにわたしの作品を置いていただけることになり、
自己紹介のパネルを作っていただけるとのことで、
自分の経歴について簡単に説明する言葉を探したくて
久しぶりに陶芸学校時代の自分のノートを開いてみました。

ノートは2年間で6冊、
そのほかにスケッチブックが3冊。

宝物のようにしまわれていて、卒業してから開いたのは実は初めてです。

開いてみて驚きました。
宝物のようにしまわれていた、というより、
なんと、ほんとうに✨宝物✨だったのです!

「放っとかれた」なんて、とんでもなかった。
先生方からの驚くべき愛情いっぱいの言葉の数々に胸打たれ、
え、これほんとにわたしが書いたノート??と、わたし本人が一番びっくりしています。
卒業してからのこの2年間、ひとりきりで工房に篭り、ひとりきりで戦って(?)ひとりきりでもがいてきたからこその、この感情かもしれません。

一年生の頃のノートに書かれていた言葉たちをあつめてみました↓↓↓

*作陶を通して自分の趣向性まで表現できたかどうか。
*造形、装飾、釉薬の選び方、窯の焚き方に「しつこさ」が足りていない。
掘りの雑さ、装飾の最後の仕上げのツメ、
そして釉薬を掛けて焼いた時にどうなるのかをきちんと理解できているか。
特に磁器の場合、
造形、イッチンなどの装飾、仕上げのツメの甘さで台無しになる。
どこまでこだわりを持ってしつこくできるか。
根気が続くか。
中途半端になってしまうぐらいならやらないほうがよい。
「やってみました」で終わらせないこと。
「やってみた」先に、「そしてこうなりました」と、必ず先に発展させること。
*道具にもこだわる
*窯の焚き方ももっと突き詰める
[何をやるにも長く果てしない]
[磁器をやるなら細部まで完璧に突き詰める]
*作品のことをたずねられたときに、
思い入れとか狙いとか、きちんと説明できるように思いを込めてつくる。
[メリハリ]頑張るところと力を抜くところをつくると作品が締まる。
*学生の間は課題が上手に造れるようになることではなく、
何を表現したいのか、どう表現できるか、が大事。
ただやらされてるだけじゃなく、
自分の意識を変えながら自分から色々ためしてみること。
造った時と焼きあがった時とは違うので
とにかく焼いてみる。
とりあえず造って、焼いてみる!
技術があるか無いかは後回しでよいのだが
それでも「こうなっちゃった」というものではなく、どういうものをつくりたいのかを明確にして作品づくりをしてゆくこと。
*作品の並べ方、見せ方も大事。
美しく、より素敵に見せる並べ方を、お店やほかの作家の展覧会などで勉強すること。
*いいものを見て、いいものを目指す。
いいものの何がいいのか、何が何処がどのように素敵なのか。
「見る」「感じる」「考える」
*釉薬でも何でも、カタチ、色、その他の表現すべて、
その作品を見た時に、どこの誰がどんな気持ちで造ったのかわからないようなものを造らないこと。
その作品を見て「この人がつくった」とわかるようなものをつくること。
「これがわたし」というものを造れるようになること。←「奇抜なものをつくる」ということではない。
ナチュラルなものでもどこか自分らしさをプラスできるようにしてゆく、ということ。
*小さいものでもスケールを感じる作品をつくる。
ふくれてはち切れそうなエネルギーとか、
上に伸びてゆきそうなエネルギーとかを感じるような作品をめざすこと。
*ロクロをひくときに、アタマとオシリ(器の口と高台)に気を遣うこと。
(カタチの始まりと終わりなので、ここが中途半端だと全体的に締まりがなくなる)
*個性ある作品をめざすこと
*「自分はこういうのがつくりたい‼️」を大切につくる。


宝物ノート✨
びっくりノート✨
こんなにもありがたい素敵な言葉たちをいただいていたとは!!
あの頃は課題をこなすのに必死だったから気づかなかったのかな。
改めて、胸に染みました。
そしてこの先もし迷うことがあったなら
この宝物ノートをひらいて先生方の言葉たちに胸を打たれてみることにしようと思います。

ほんとうに2年間、放っとかれていたと僻んでいました(*^^*)
隣の芝が青く…ほかのクラスの生徒は優遇されてるとずっとそんなふうに思っていました(*^^*)
なんだったのでしょう(*^^*)
急に先生方に会いたくなりましたが
この気持ちを今は作品づくりに向けたいと思います。

こうしている間にも時は過ぎていってしまって、
また忘れてしまわないように、
ここにメモをしました。
自分自身の体験なのにその時は勘違いしていたり、そしてその時の感動とかもすぐに忘れてしまうものなのかな。

日々、ほんのすこしでも学びがあったなら書き留めてみようかな、と思いました。
過去の自分から教えてもらった素敵な気持ち。
またその先に繋げてゆけるように、
明日からも頑張ろうって思いました✨

今月末から横浜赤レンガ倉庫で陶芸学校時代のみなさんと一緒にイベントをします。
それが楽しみすぎて✨
ワクワクしながら作品づくりをしています。
自分は去年よりずっと成長できているといいです✨
そして先輩方、後輩方の作品も楽しみ楽しみ♪
なによりみんなに会えることが楽しみで仕方ないです*.⋆ ( ˘̴͈́ ॢ꒵ॢ ˘̴͈̀ ) ⋆.*
あと二週間、
わたしはあと上絵の窯を焚いたら準備完了です✨
あとちょっと、さらに心を込めて✨がんばります♪

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