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あの娘の消息

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11/26(土)27(日)に東京ビッグサイトで開催された
デザインフェスタVol.44のおはなしなのですが、
その前に2年ほど遡った話から。。
❄️
陶芸学校を卒業してから自宅工房が稼働するまで準備に約1年を要しました。
小さな小さな自宅工房でぴかぴかろくろに、いろんな想いをこめて練った粘土をのせて、初めて回した日✨
大好きな蕎麦猪口を挽きました。

蕎麦猪口はお蕎麦を食べるのも勿論いいけど湯呑みにもなるしサラダを入れてみたりお味噌汁なんかを入れてもかわいいし、宝物を入れたっていい✨
使い方はその人次第の万能なうつわだと思っています。

ピカピカロクロで挽いた蕎麦猪口さん✨
宝石を散りばめるイメージで装飾した彼女はわが工房の作品第一号で姫のような存在?
彼女をいろんな人に見て欲しいなと思ったときに、
長野県安曇野市の蕎麦猪口アート展という公募展の存在を知り、
思い切って姫を出品してみたところ
入選させていただいたのです✨

学生の頃は自分が作り出した作品は
どんなに不恰好だろうと宝物で
自分で自分の作品をコレクションするかのように大事に大事に集めていたけれど
うつわを売ることを生業にしようと夢見てやっと自宅に工房を構えたのに
自分の作品を可愛がりすぎて手放したくないとかいう矛盾と学生感覚からも卒業しなくては!と思い、
躊躇しつつも姫を嫁に出すことを決めたのです。

そしてこの夏に東京ビッグサイトで開催されたハンドメイドインジャパンフェスにてお店を出した際に
大事に大事に連れて行ってみたのです。

わたしの宝物✨
大事に大事に可愛がってくれる方に出逢えることを夢見て。
もちろんほかの作品たちも宝物なのですが
彼女にはわが工房作品第一号ということで
やはり特別な思い入れがあったのです。

ハンドメイドインジャパンフェスのことは
以前このブログでも書きましたが
姉がお手伝いに来てくれていたので
わたしは会場を見て回ったり、ゴハンを食べに行ったり、ライブを観にいっちゃったり、お客としても楽しませてもらって大満足だったのですが
わたしがそんなこんなでウロウロしてる間に
いつのまに姫はお嫁に行っていたのです。。

お嫁にもらってくださる方に挨拶もできずに。。。

やはり自分の作品はできるだけ自分で売りたい。
どんな方がどんなふうに気に入ってくださり連れて帰ってくださるのか 見届けたい。
心をこめてつくった作品たちを心をこめてお渡ししたい。

お客様そっちのけで自分が楽しむのは違うなぁ、と猛省して、
それからの赤レンガ倉庫の展示は当番じゃない日も毎日せっせと出勤し、
そして今回、11/26(土)27(日)の東京ビッグサイトのデザインフェスタにもそんな気持ちで臨みました。

2日目の夕方、
可愛らしい女性がわたしの蕎麦猪口を手に取りうっとりしていて
そんな姿を眺めているだけで幸せなわたしもうっとりしていたら
彼女が言いました
「この間の夏のイベントでわたしこんなカップを買わせていただいたんです♡
カップの裾がカラフルなツブツブの…」
。。。カラフルなツブツブ??
そんなカップあったかなー??って脳みそグルグルグルグル?
そしてピカッと?✨
もしかして!姫???って気付きます?
話してみたら絶対姫だ!ってなり、
「とってもたいせつに使わせていただいてて、もう1つ欲しいなってずっと思ってたんです♡」
と、いつも使ってる様子の写真を見せてくれました。

なんてこと?

泣きそうになりました。
ずっと気になっていた姫の消息を
こんなかたちで知ることになるなんて?

姫はたいせつにたいせつに使ってもらっていました。
うれしくてうれしくて(●´▽`●)

彼女は今回も蕎麦猪口さんを連れて帰ってくれました(●´▽`●)
きっと、またたいせつに使ってくれるんだろうなぁ。なんて思ったら心の奥がホカホカしてジーンとしました(*´꒳`*)

うれしい(*´꒳`*)

自分がつくったうつわたちがみんな
たいせつに使ってもらっている姿を想像してみた。
涙がでてきました。

わたしのうつわは柄が多かったり色がうるさかったり主張がつよくて
あまりお料理に合わないかなとか思いつつ
それでもこんなうつわをつくりたいっていう自分の気持ち盛り盛りで
どちらかといえばわたしが楽しみながらつくっているっていう感じだったように思っていたのだけれど、
それでもあの数あるお店の中からわたしのお店に足を止めてくださり、
うつわを連れて帰ってくださり、
可愛がってくださっているというリアルな姿を見せていただけて
「とってもかわいくて気に入ってます!大好きです♡」なんて
もったいないぐらいのお言葉を頂戴し
わたしは本当にしあわせだと思いました。

わたしのうつわが今日も誰かをちょっぴりしあわせにしてくれていたらいいな♡
なんて
そんな夢をまた見ながら…
これからもうつわづくりを続けてゆきます。

今年は大きなイベントにたくさん参加させていただきました。
そしてたくさんの素敵な縁に恵まれ、とても充実した日々を過ごすことができました。
来年はまた少し違うかたちでも作品発表の機会を増やせるようにしてゆきたいです✨
ありがとうございました。
そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたしますm(._.)m

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